断熱材の経年変化
よく断熱材の経年劣化が話題に上がっています。
しかし私はこの経年劣化だけでは語れないのではと思ってしまいます。
極端な話になりますが、断熱材をショーウィンドウに入れて飾るわけではありません。
単に断熱材のスペックをかたるだけでは、断熱材は永遠にその効果を発揮できません。
断熱材は壁の中で存在してこそ断熱性能を発揮できる品物なのです。
しかし断熱材の性能だけに目をとらわれている方が多く、断熱材がどの状態で使用されるのかという事や、その施工方法についてはカヤの外になってしまった論争がいろいろな場所で展開しています。
果たしてそれでいいのでしょうか?
ある断熱材は熱に強い、ある断熱材は水に強い、しかし実験方法を確認してみると、条件は室温100度 湿度100%。
こんな状態の住宅はどこに存在するのだろう・・・・・?
小屋裏の温度が100度になってしまっては人も住めないのでは・・・・・
断熱材が使われる環境を考えるべきではないでしょうか?