断熱材の選び方
断熱材とは?
断熱材って何だか知っていますか?
断熱材の役割とは、屋外からの屋内へ移動する熱を減少してやることです。
この役割を知っておくと、遮熱材との違いがわかると思います。
遮熱材と断熱材の違いの説明については後述させて頂きます。
熱には熱伝導 熱対流 熱放射の3つの移動方法があります。
断熱材は、一般に外から伝わる熱伝導を防ぐ働きをします。
ここで一つみなさんに注意して頂きたいのですが、断熱材そのものは熱をもっていません。それなのになぜ冬も夏も快適になるかというと、熱には熱い熱と冷たい熱があります、
この熱を断熱材で保つ役割をすることで、冬・夏と両方の対応が可能になります。
住宅を断熱材ですっぽり囲めば、屋内を保温する効果も生まれます。
魔法瓶住宅と言われているのも、このためだと考えられます。
断熱材は非常に便利な素材のため、色々な場所で使用されています。
例えば冷蔵庫です。断熱材を使用して冷たい熱を外に逃がさないようにしています。
浴槽を断熱材で囲い、冷めにくくしたお風呂も商品化されています。
宇宙でも使われている断熱材、厳しい宇宙の温度環境でも温度差を防ぐ役割を担っています。
どうやって熱を保っているの?
断熱材の中には微細なセルが存在します。
このセルの中にガスをためる事で熱の伝わりを防ぎます。
断熱材のほとんどは、ガスに空気を使用していますが、
空気より熱伝導率の高い(フロン)を使用した断熱材もあります。
(注)ただしオゾン層破壊で問題になったフロンは使われていません。